Atypical(典型的でない)家族という定義は?

最近、参加してなくてすみません。
未読の日記は、文字の下に線がついているんですよね。
前回のオフ会の後、飛び飛びにしか見てないので、未読日記が既に100近く溜まってしまいました( ̄□ ̄;)!!
みなさん倶楽部活動活発!っていうか・・・・どうもすみません~。
で、久々ってのもあり、長くなるんですが・・・
先日の日記にも書きましたが、「ステップファミリーと養育家庭」セミナーに行ってきました。
野沢慎司先生ってステップファミリーに関する唯一の研究者?かは判りませんが、SAJ(ステップファミリーアソシエ-ションジャパン)の客員というか、本を出している大学教授なんですけど、実際にはSAJとこのセミナー全く関係なかったようで。
実際には東京都の養育家庭制度と区役所単位の子育て支援との予算消化コラボイベントというか(言い方悪くてすみません・・・)
そのため全くネット上でも出てこないし、興味があってもこんなのやってるって気づきようがない中で、野沢先生の講義聞けたことが奇跡というか、私は大満足でした。
セミナーは実際、里親の体験発表と野沢先生のステップファミリーの話がそれぞれ独立していて、会場に来ている人はステップファミリーという言葉自体初めて、みたいな人が過半数を占めていました。
会場ではSAJの副代表まみ茶さんこと緒倉さんともお会いしまして、セミナーの後ちょっと食堂で話をしました。
まみ茶さんは赤ちゃん連れだったのですが・・・滅茶苦茶大衆食堂で失礼しました(汗)
ステップファミリーと里親の共通点も数多く存在する中、子育てに係わるスタンスの違いというか、
・自己評価
・実親の実感
・責任の感じ方
・親子関係
・喪失経験
などなど。
ああ、なるほど~と。
私なんかからすると、実は両方に違う部分を感じてたり、とか。
でもステップファミリーも、実は全ての当事者がひとくくりに出来ない難しさがありますよね、なんて。
それプラス、里親会や児相などによるサポート体制には羨ましさを感じたと。
これは痛く同意。
結局、里親さんはある意味一つの福祉制度の一環に入れていて、国を挙げてのバックアップ体制も(充分かどうかはまた別の議論が必要でしょうけど)とりあえずある訳で。
しかしステップファミリーというのは、子育てに関する問題点は里親家庭と近いレベルなのにも係わらず、その実態が社会的に殆ど認知されていないし、サポートの必要性とか気づかれてさえいない。
そんな中、ステップファミリーと里親制度(東京都はほっとファミリーなんて言ってますが・・・)この共通部分を抽出した今回のセミナーの意義はとても高かったんじゃないかなと思ったのです。
実際に両者間でマッチングにはまだまだ時間がかかる印象もあったのですが・・・とにかく、この辺は、今後我々が行政サイド、民間でもいいけど、世論を味方につけて「当事者の声」として、勝ち取っていかなくてはいけない部分なんじゃないかなと思うんです。
SAJさんとしてもそうだと思うし、継母倶楽部としても、出来うる部分で訴えかけていく必要があるなと、感じた次第です。
そんなこんなも含めて、今度SAJさん主催のLEAVES(当事者の勉強会)にお手伝いというか、参加させてもらうことになりまして。
私の場合、実はステップとも里親とも違っていて、「当事者会」なんて言い回しになると、俄然気弱になる部分もあり、自分のほうから言い出せない部分でもあったので、これはもう、有難くお手伝いさせていただければという所存というか。
11月14日(土)関東オフ会の次の日です。
滅茶苦茶連チャンなんですが、ま、いっか~ってことで(爆)
LEAVESというのは、SAA(全米ステップファミリー協会)の当事者相互支援プログラムを日本に合わせたスタイルで行うということで、プライバシーの保護、情報の持ち出し禁止など、まあ言ってみれば「継母倶楽部SNS」の規約と共通と思ってもらえればいいんで。
まあ、ようするに参加レポートは書けませんが(爆)
ま、色々な意味で勉強になると思いますし、私的にはSAJさん、そして継母倶楽部、さらには里親会(これは手ごわいというか・・・)も含めた共通項探しというか、そういう役割も担っているのかな、とか。
どうすればいいのか思いついてる訳じゃないのが難点ですけど(T^T)クゥー
で、実は最近、私的には「Atypical Families」という言葉を使おうかと思ってるんですよね。
Typical(典型的)ではない家族・・・ということで、それぞれバラバラな当事者グループが共通する問題を語り合うことは出来ないかな、とか。
「Atypical」という言葉を見つけたのはこの論文。
http://www.arsvi.com/2000/0709my.htm
一応、著者と思われる人にもメール送りましたが・・・返事はないです(汗)
まあ、マイノリティーっぽい定義になってる気もするし、性同一性障害ファミリーも含んでいいのか、なんて悩みも出てくるんですが(^_^;)
このあたりも皆さんのご意見いただけると嬉しいなと思っておりますm(__)m

コメント

  1. sakura より:

    あら、わたし以前LEAVESに参加させて頂きましたよ。
    主人とわたしが浮上(一応)するきっかけを与えてくださったのが、SAJでした。
    その時は、死別再婚組がいなかったので、参加した皆さんと私たちの問題点の共通する部分が少なく、少し寂しい気がしましたが、他のご家庭の考え方などを生で聞けたのは、その当時の私たちにとっては、かなりの勉強でした。
    穂高さんもお手伝いされるんですね。
    生レポートは、無理でしょうけど、もし出来たら感想など、教えてくださいね。

  2. 穂高@ より:

    sakuraさん
    そうだったのですか。
    では緒倉さんとも顔見知りなのかもしれませんね。
    実は先日のオフ会の話なんかも少ししまして、
    「ご主人と2人で来た人もいたんですよ」とか、
    「理解のある男性は少ないですよね」みたいなこと話したんです(笑)
    そうですね、ステップファミリーは本当に家族形態が様々なので、
    当事者同士で共通部分を共有すること自体が難しいというのがありますね。
    SAJの支援プログラムは前から興味があったんですよ。
    ですからいい機会を頂戴したと思いまして。
    私は当事者でもないですし、逆に手伝うのは適しているのかな、とか。
    女装は出来ませんが、と言ったんですが・・・しなくていいそうです(汗)

  3. sakura より:

    まみ茶さんは、知ってますよ~。あちらは覚えていて下さってるかしら?
    実は、姻族関係終了届のことを教えてくださったのは、まみ茶さんでした。
    主人もそこで、お話を聞いて、はたと自分のしたことに気付いて、軌道修正~って感じですねぇ~。
    主人も、自分もそうでしたが、再婚って夫側の役割が実はすごく大きく、だけど、それを理解してない男性が多いってことを感じたようで、常々、男性側にもう少し理解してもらえることを、自分もやっていけたらいいなとは言っていますよ。
    オフ会にお邪魔させていただいたこともすごく良かったようです。

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