ヘネシー澄子先生からのレス(抜粋版)

先日、「子を愛せない母 母を拒否する子」の著者、ヘネシー澄子先生にメールを送りました。
うちの家族プロフィールと、里親子のアン基金プロジェクトとの関係、また、ステップファミリー、継母さんたちとの関わりなどを書いて、血の繋がらない家族に対してアドバイスいただけないでしょうか?
と送ったわけです。
(実際はかなりの長文)
返事は送信して数時間後には届きました。
先ず、その速さに感動。
私は何日も下書きなおしてたんですけどね(^^;)
ざっと要約すると、先ず次回の来日日程。
テリー・リヴィー博士とマイク・オーランズ心理士と5月28日に成田、29日に東京で一日講演を、日本社会事業大学の藤岡先生と目白大学の加藤尚子先生が中心で計画。
30日(日)は鎌倉で里親さんに10時から3時まで修復的愛着療法の講演。
6月1・2日は茨城で、ルンビニーという養護施設で、両親と子どもの治療(といってもたった一日なので親業を教えるだけだと思います)翌日は水戸で、一日講演。
6月4・5・6日は神戸の六甲山で、2泊3日の研修。
これは講義だけでなく、愛着を深めるコミュニケーションの演習や、幼い自分を癒す演習など、盛り沢山で、コロラド州のエヴァーグリーンでする一週間の研修を、かいつまんだものだそうです。
また、次のようなアドバイスを頂戴しました。
姪御さんたちには、「じっくり話を聞く時間」を持ってください。していただきたいことは、彼らの言ったことを「反復」して、「僕はこう聞いたのだけど、そう?」とか「そこんところが分らなかったから、もう少し説明して」などといって、向こうの言っていることだけでなく、その根底の感情を、「そうか、それは辛かったね」「悔しい思いがあったんだね」などと代弁してあげること。
やってはいけないことは1.自分の意見だけをしゃべること。2.お説教すること。3.批判や判断(それはいけないなど)をくだすこと。4.自分が挑戦されていると思って、防御的になること。5.頭の中で反論を考えながら聞いていること(これでは本当に「聴く」ことができませんから)。
思春期の子どもたちには、「聞いてくれる大人」が必要で、「こうしろ、ああしろ」という幼少時の親はもううるさいので、親とあまり交際しないようにしてしまいますね。特に知能に問題がない甥御さんの場合、「わかってくれる男性の大人」がとても大切で、出来るだけ聴くときにアイコンタクトをするようにつとめ、うなずいたり、顔の表情を彼の気持ちに合わせるようにしてあげると、彼のほうもだんだんアイコンタクトをするようになります。肩や背にやさしく手を置いてあげるのもよいでしょう。これが「波長を合わせる」ということで、愛着の修復の第一歩なのです。
奥様たちにも教えてあげてくださいね。
ヘネシー
継母さんたちへのアドバイスは、メールが長かったせいか忘れられていましたが(汗)
でも、私に対するアドバイスも、継母さんたちに対するアドバイスも同じものだろう!
ということで、抜粋ですが、先生のメール内容を皆さんにも見ていただこうと思いました。
出来ればいいけど、私自身、実践するのは難しい・・・って気もしてます(^
^;)
神戸の研修・・・行ってみたい~でも金かかりそう~(T.T)
なんて色々な気持ちも混じりつつ、でも一番嬉しかったのは私みたいな判らん人間がメール送ってもちゃんと返事書いて貰えるんだなってことです。
そこに一番元気をもらいました(^-^)/

コメント

  1. 穂高@ より:

    自己レスになりますが・・・
    うちの奥様にも教えました。
    「そうだねーそう出来ればいいんだけどねー」
    私も言いました。
    「そうだねーそう出来ればいいんだけどねー」
    判っちゃいる、けど出来てない。
    なんでだろう??
    ヘネシー先生は、社会福祉学博士で、脳科学にも詳しく、
    おそらくアドバイスに間違いはありません。
    でも、その正論に戸惑いを覚えている人間が、どうやったらその正論に立ち向かえるのか。
    実はそこが問題なんじゃないだろうかって思うのですが、
    これはやっぱり、そのドツボにハマっている当事者が解決法を考案していくしかないのか?
    ということでもあるのかな~なんて思った部分でもあります。

  2. sakura より:

    今朝の『朝ズバ』最近の児童虐待の話が出ていて、里親さんの話もありましたね。
    ご覧になってました?
    逸れちゃいましたが、なかなか実践していくって難しいことですよね。
    忍耐、根気強さ、う~わたしには足りないものだらけです。
    主人は頑張ってますよ。次男に対しても、粘り強いですね‥。次男もちゃんとそれに応えています。主人の話はきちんと聞いて、言葉遣いやら、返事やら、態度やら、一時の次男とは別人?
    そうなると、わたしもやらないと…って感じでしょうか?やばいわ~。

  3. anzu より:

    やってはいけないこと・・・
    そのまんまダンナに教えたくなりました。
    でも、あたしがそう言っても怒るんだろうな~
    すいません・・・ひとりごとです。
    穂高@さんの奥様のつぶやき・・
    すべてこれにつきますよね~
    わかっちゃいるですよね・・・出来ない?したくない?
    もし、じっくり話をしてくれたなら、じっくり応えようと思います。
    あ~これでは壁つくっているのはわたしかしら?

  4. you より:

    >その正論に戸惑いを覚えている人間が、どうやったらその正論に立ち向かえるのか。
    >実はそこが問題なんじゃないだろうかって思うのですが、
    >これはやっぱり、そのドツボにハマっている当事者が解決法を考案していくしかないのか?
    だと思います(。-ω-。)ノ
    うちは継子が健常なので?、世間の正論通りにしないと「継子いじめ」と言われるでしょう。
    そして、それが怖いばっかりに(継子イジメはいけないという私の中の理性?)、正論通りに世話をしてみた・・・・できた・・・・私も壊れなかった、だけだと思います。
    「愛せているか?」については「愛せていない」ですが、
    この際、いいのではないか?
    ヘネシー先生も「波長を合わせる」と言っておられるだけだし・・・
    「愛せたらいい」ってのは、わかっているけどできない・・・・と思うけど、
    「わかっているけどできない理由を継子の中に探す」のでドツボにはまるのではないか・・・・
    って・・・気に障ったらごめんなさい(; ̄□ ̄A
    今ちょっと凹んでいるので少し攻撃的で・・・・って理由にはなりませんが・・・(゚-゚;)ヾ(-_-;) オイオイ…
    当事者が解決法を考案したら、やっぱり当事者に有利にしか働かないような・・・
    何かよくわからなくなりましたが・・・
    今度の夜オフ会でじっくり話しましょう~!( ̄人 ̄)

  5. 穂高@ より:

    sakuraさん、
    コメントありがとうございます。
    『朝ズバ』見てませんでした~残念(T^T)クゥー
    ご主人やっぱり偉いですよね、でも男ってのは子育ての役割が違いますし、結構楽してたりするので、sakuraさんとの比較は出来ないですよ~。
    anzuさん
    コメントありがとうございます。
    ひとりごと言ってくれて嬉しいです(笑)
    壁も、高さは違っても皆作ると思うんですね~人間、素っ裸で歩くわけにはいかないので。
    結局、その壁の中に継子が入るのは嫌だ、素っ裸で触れ合うのは嫌だってことになるんだろうな~と思います。
    ヘネシー先生は、「抱きしめてあげてください」と言わないのですよ。
    「肩や背に手を置いて」というのです、距離感を持つということでしょうね。
    扶養者であって、「実親になろうとしない」こと、という意味が含まれていると思います。
    youさん
    コメントありがとうございます。
    いや~気に障りませんよ(爆)
    っていうかとてもいいことを書いてくれたと思っています。
    >「わかっているけどできない理由を継子の中に探す」のでドツボにはまるのではないか・・・・
    そのとおりだと思います。
    出来ない理由は継子の中にはないんですよね。
    「母親のように」愛そうとすることがそもそもの間違いというか。
    ステップファミリーは実親になってはいけないというか。
    なぜなら、実親の存在は事実上否定出来ないからですね。
    you家がうまくいっているのは、お・・・怒らないでくださいね(^_^;)
    youさんが実母になろうと頑張っていないからだと思います。
    それはたぶん・・・ご主人が無理強いしてないんだろうなって思うんです。
    殆どの継母家庭において、「普通の家族」という、家族の再構築の前からある概念を一旦捨てる行為が出来ていないと思うのです。
    これは旦那様側の親子関係に属する、『家系』という概念に由来してくるものじゃないかなと考えているのですが。
    多くの旦那様は継子を「愛してやれていない」と責めるんですね、それが異常な訳ですね、「だって当たり前じゃん!自分の子でもないのに」ってのが道理ですから。
    ただ、一つにはやっぱり養育者になる必要はあるんで。
    教師ですね、アホな子も、利口な子も、それなりに社会に出してやんなくてはならないから、それは愛というよりは先人の務めというか。
    その際、好き嫌いはどうでもいいんですが。
    でも確かに・・・おだてりゃ豚でも木に登るじゃないですが(爆)
    やさしくすればどんどん調子にのってつけあがってくると、やっぱり腹立ったりするんですよね(^_^;)
    まそれはそれで、とりあえずオフ会は飲みましょう~(^_^)/□☆□\(^_^ )カンパーイ!

  6. kirara より:

    遅コメですが(^_^;)
    なるほど~、へネシー先生の言葉、すごく勉強になりました!
    ただ・・・
    >ただ、一つにはやっぱり養育者になる必要はあるんで。
    >教師ですね、アホな子も、利口な子も、それなりに社会に出してやんなくてはならない>から、それは愛というよりは先人の務めというか。
    >その際、好き嫌いはどうでもいいんですが。
    >でも確かに・・・おだてりゃ豚でも木に登るじゃないですが(爆)
    >やさしくすればどんどん調子にのってつけあがってくると、やっぱり腹立ったりするん>ですよね(^_^;)
    ↑これこれ、これなんです!
    でも、児相で精神科医の先生とお話してきましたが、
    親が努力しても、子供が自発的に色んなことをしようとしなければ、
    やはり社会に出た時に、それがネックになるそうです。
    親も人の子。
    目の前でされれば、やっぱり・・・ね。
    その辺、私たちは人間として、いろいろ鍛えられる面は、
    大きいかも知れませんね^^;

  7. you より:

    穂高さん。
    遅くなりましたが、怒ってたわけではありませんよぉ( ̄▽+ ̄*)♪
    うちのパパ自体、「母の定義」ってよくわからないのではないか?(普通と違う?)と思うのです。
    普段の面倒みれば「母」、学校行事に行けば「母」・・・
    嫌な顔せず、叱らず、ニコニコしてれば「愛してる」・・・みたいな・・・(笑)
    パパだけじゃない・・・野球母ちゃん仲間も、イチローやジローの野球を見に行くってだけで、
    「かわいいんでしょう~(^m^*)」って言いますけど・・・・実際はそうなのか???って疑問もありますが、そうやって洗脳されているのかもね(爆)
    好き嫌いはどうでもいいといっても、やっぱり好き嫌いは態度に出ると思うので、
    心底愛してないまでも、旦那につっ込まれない程度に接することができれば、
    「愛してやれてない」なんて言われることもないような・・・ってか、私は言わせませんよ~(。-`ω-)
    感情のコントロールは、自分にしかできないわけで・・・「喜怒哀楽」の「怒哀」の感情をなくす・瞬間で忘れる(切り替える)のが、私もパパも結構得意だったりします・・・何故かはわからないけれど・・・ε- (´ー`*) フッ
    そもそも、あんた(旦那)は子供を愛しているのか?愛していても世話は他人任せかい?・・・じゃぁ、私は愛せてないけど世話はするわ・・・ってことですよね?
    ま、2人で1人分で、結局は愛情不足・・・・
    あぁ、堂々巡り(爆)

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